修理事例 対応事例
1969年ポンティアックファイヤーバードのスピードメーター
修理事例 | |
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車種 | 1969年ポンティアックファイヤーバードのスピードメーター |
プリント基板と言っても色々な種類がありますよね。
クラスターメーターに使われている基板、私が見た事が
あるのは、固い板やセルロイドのようなペラペラな材質に間に
薄い銅が挟まれている基板、エンジンコンピュターや
モジュールと呼ばれている部品に使われている基板は
基板全体を樹脂で覆っている基板もありました。
今日は、セルロイドのペラペラな材質で作られている
基板を修理します。
何年か前はプリント基板工作セットがありそれを利用し
修理していたのですが今は見なくなりました。
今回使用したのは、
「Permatex リアガラス熱線補修剤」と
「部品取りメーター基板」
経年劣化と人為的損傷で回路に一部分が溶けたり
切れていました。
基板(セルロイドのような材質)から
剥がれてしまっている回路全てを瞬間接着剤で
丁寧に貼り付けていきます、
切れている隙間が狭い箇所に先ほど紹介した
修理剤を塗布して導通させます。
基板が薄いので折れ曲がった時に離れてしまう
恐れがあるので補修材が乾く前に部品取りの
基板から回路の一部を剥がし切り取り貼り付けます。
補修した部分を厚めのセロハンテープで保護してあげます。
回路を挟んでいる基板が剥がれている箇所は接着剤で貼り付けます。
補修した基板をメーターから外して裏表回路が露出している
部分はセロハンテープで保護してあげましょう。
補修が済んだらサーキットテスターを使い補修した
部分を軽く曲げたりしながら導通を確認してOKなら
完成です。
サーキットテスターはアナログタイプの方が針が動いて
確認しやすいです。
基板の補修が済んだらメーターに使われている電球が切れていないか
確認し切れていたら新しい電球と交換してあげましょ。
交換の時に注意するのは電球のワット数です。
ワット数が大きければ明るいのですが規定以外のワット数が大きい
電球を使うと回路に負荷が掛かって基板を溶かしてしまったり
メーターのプラスッチク部分も溶けてしまうのです。
メーターに使われている各ゲージの点検方法は後日アップしたいと
思っています。