修理事例・対応事例

修理事例 対応事例

エンジンが掛からなくなってしまった時の点検方法

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修理事例
車種エンジンが掛からなくなってしまった時の点検方法

道端でエンコしてると「アメ車なんか乗ってるからだよ」

「デカイのが邪魔だな」「はやくどかせよ」なんて声が

聞こえてきそうですよね、笑。

国産だってエンコするのにね。

 

出先でエンジンがかからなくなったら困りますよね。

エンジンラン (スターターが回らない。クランキングしない)

エンジンノースタート (スターターは回るがかからな)

エンジンがかからないと言っても

大きく分けて上記の二種類があります。

インジェクションエンジンとキャブレーターエンジン

の違いはありますが症状は同じです。

エンジンにコンピュターが導入されたのは

1982年から当時はキャブレタにむりやり

センサーを組み込んだりエキゾウストにO2

センサーを付けたりと排ガス規制に追いつくために

必死だった様子が伺えます。

GM、フォード、クライスラーなど各社

必死でした。

キャブ車、インジェクション車

どちらにしても簡易点検を行うには道具が必要

になります。

まずは常備しておきたい工具の話からしますね。

マイナスドライバーやプラスドライバー

プライヤー(ペンチ)などは積んでいると

思います、ボックスレンチのセット

ボックスレンチのサイズは5mmから22mm

インチサイズも同じようなサイズ(1/4~)があれば

なおいいですね。

などがあればなおいいですね。

エンジンノースタートになって

何が原因なのか簡単に調べたいときは

スパークプラグ(交換済の古いプラグでOK)

アナログテスター

点検ライト(6V~12V)

バッテリージャンピングケーブル

太めの電気配線(1mあれば足ります)

イグニッションファイヤリングインジゲーター

(スパークプラグワイヤーに電気が流れているか

火花がリークしていないか調べる機器)

黄色い鉛筆をスパークプラグワイヤーに見立てると

画像のようにワイヤーに機器の先端を接触させ使います。

 

ダイレクトIGNの場合はこの機器が必ず

必要になってきます。

次の画像を見てもらうと分かると思いますが

IGNコイルにチューブと呼ばれる短い

プラグワイヤーが付いていてその先にスパーク

プラグが付いています。

なので火花が出ているか点検するのに外して

いたんでは時間が掛かり過ぎてしまいます。

そこでIGNコイルにファイアリングインジゲーター

を接触させると火花が出ているならインジゲーターが

点滅して教えてくれるのです。

 

それではエンジンノースタート時の簡易点検を行って

いきましょう。

スターターモーターは正常に回りクランキングして

くれるか? YES(1)NO(2)

(1)IGN/ONの位置で燃料ポンプの作動音はする。 YES(3)NO(4)

(2)バッテリーをアナログテスターで測定し12V以上あるか。YES(5)NO(6)

 

YES(3)ポンプが回っていても燃料圧力が足りない場合があります

エンジンについているフューエルレールに燃圧を点検する

チャックがあります、正常な圧力があれば

中の虫を押すと燃料が勢いよく吹き出してきます。

周りの上江洲などを置いて燃料の流出を抑えてください。

虫を押して一度燃料を出し切り再びIGN/ONを二回ほど

繰り返し燃料ラインに燃料を貯めます。

虫を押して勢いよく燃料が出るか確認。

勢いよくと言ってもどのくらいよ?って

思っていませんか?

そうですね文言にするとですね。。。

なにか良い例えないかなっと???

正常な圧がある時は虫を押した瞬間に

水鉄砲のように勢いよく燃料が吹き出して

くるのに対しエンジンがスタートできない

ほど低い圧の時はチャックからは吹き出ず

燃料が盛り上がってっくるだけ、こんな感じです。

ニアンスが伝わってるいると良いんだけど。

燃料圧力が低いようなら燃料ポンプ交換。

キャブレーターエンジンの場合は次のように

して燃料がキャブまできているか点検します。

エアークリナーケースを外したら、アクセルペダル

のワイヤーが繋がっているキャブレーターの

ルンケージをいっぱいまで動かしながら

キャブレーターの中を見ます。

ポンプが動いていて燃料がチャンバー(ガソリンを貯めておく部屋)

まできていればリンケージをいっぱいまで動かす

事で加速ポンプが作動し燃料が噴射されますから

これで燃料ポンプは正常と確認できます。

 

NO(4)ポンプのフューズやリレーを確認します。

オーナーズマニュアルがあればマニュアルを見て

フューズ、リレーの場所を確認してサーキットテスター

や点検ライトで点検を行います。

 

次の点検方法はまた後日。