シボレー エルカミーノ レストア

2020年1月11日更新

今、シボレーエルカミのレストア最中なのですが

右側のベッド側面部分に修復歴があるのです。

塗装を全て削り落としてからの塗装。

エクボ(小さなへこみ)の修復や前記に書いた

ような修復歴箇所やへこみ錆などがあればその都度

直して行く作業をやっているんです。

右側面の状態を見ると割れが入っているのでここは

パテ入ってるな。。。って分かります。

パテが割れるってそうとうな厚さでパテが盛られているってこと。

パテの中に入り込んでいた気泡が膨張したり気泡に

含まれる水分で錆で発生するのです。

塗装面にサンダーを当てた瞬間パテの削り粉が。。。

削れど削れど鉄板は出てこない、どんだけパテが盛られて

るんだよ。

画像は塗装とパテをそぎ落としたところなんですが、よく見ると鉄板が

クシャってなっている部分がわかりますか?

板金修理は行ったようなのですが、平らにしようと

これ以上頑張ると鉄板が伸びてしまうので止めたんでしょうね。

時間を掛ければ修復は出来ます。

見よう見まねで使い始めたスタッド板金。

銅ワッシャーを凹んだ個所に溶接してスライドハンマーで

引き出すって作業です。

引き出すのは簡単なのですが、これ以上鉄板を伸ばしたく

ないから前の修理屋さんは止めた分けなので何かほかの

方法でアプローチしていかないと修復は無理です。

方法が正しいか間違っているかは結果しだい

考えていてもしょうがないまずは手を動かそう。

クシャクシャってなっている膨らみの部分をへこませ

る事からやってみよう。。。

スタツド溶接機の取説に書いてあるんですよ

伸びた鉄板を収縮させる方法が!

この方法に従い作業をするっとなんと膨らんだ部分が

へこむじゃないですか!

ポチポチお灸のあとみたいなのがへこましたところ。

へこましながら鉄板を平らに持っていった所で改めて引き出して

やれば行けるだろっ!

取りあえずこれで良いんじゃんって状態までもって

いきいよいよ引き出し作業をしようとワッシャーを溶接。

ワッシャーにハンマーを引っかけコンコン引き出すと

な、なんと!引き出した部分は山のように膨らむだけ参った。。。

ワッシャーの代わりにウエーブワイヤーを使ったのですが

これも同じような結果に。。。

ワッシャー、ウエーブワイヤーはの溶接部分は「点」になって

しまうのがいけないんだ、そこで半田板金に作業方法を切り替えた。

出したい部分にハンダを使い鉄板を付ければ点じゃないから

きれいに出せるのです。

あらかたへこんだ部分を出してあとは追加補修で小さなへこみ

引きだせばOKでしょ。

ワッシャーを溶接してスライドハンマーでコンコン

慎重に引き出しワッシャーを取ると溶接部分がポコッと

山になってるこれじゃ前と同じじゃないか!

いくら慎重に作業しても溶接あとの山は出来てしまう

どするか???

ワッシャーをハンダ付けすれば良いんじゃん。

ハンダ付けしての作業風景はまた後日。