アメ車、エンジンオーバーホール(2)

2023年11月2日更新

エンジンオーバーホール第二弾です。

測定編を書いていきますよ。

エンジンを車体から外したら、エンジンスタンドにセティングし分解

作業にはります。

 

どこから分解するかはメカニック次第で、まずはエンジンの補機類が付いているなら補機類を全て外しいきます。外したボルトは部品ごとにビニール袋にいれ

整理しておきます。補機類を外したら。

私はエキゾーストマニーホールドから外していきます。

エキゾウストマニーホールドのボルトは熱で焼き付いている場合もあります

そのような時は、トーチで熱してから回すか誘導加熱装置で加熱し回します。

外したボルトはビニール袋に入れ分けておくようにしています。

すべて同じボルトの時は袋に無造作に入れておきますが、長さが違うボルトや

径、ピッチが異なるボルトを使われている場合もあるのでそのような時は

何色か違うマジックペンを用意しボルトにペイントし写真を撮っておくように

しています。面倒な作業ですが、補機類やブラケットを付けるボルト穴は

ほとんどの場合エンジンブロックやシリンダーヘッドになります。

ボルトの長さに合わせた深さですから、そこに違うボルトを使うと、

ボルトやエンジンを壊してしまったりするにです。

エンジンオイルとクーラントは車体に載っていた状態で抜いていますが

エンジンスタンドにセットし回転させながら分解をするとエンジン内部の残っていたオイルやクーラントが出てきます。これはビルダー全員にとって悩みの種なんですよ。

補機類、EXマニホールドを外したら、インテークマニホールドを外し、

シリンダーヘッドを外します。

外した瞬間にピストンとご対面です。

意外ときれいだったり、カーボンが蓄積されていたり色々です。

ヘッドの左右を外したらエンジンブロックをくるっと180度回転させ

オイルパンを外します。

オイルパンを外せばフロントカバー(タイミングチェーンカバー)

を外せます。次にタイミングチェーンを外してカムシャフトを抜きます。

オイルポンを外せば、残っているのは、クランクシャフト、ピストン、

コネクティングロッドだけになります。

もとあった場所に戻すためコネクティングロッドとキャップに番号を打刻し

コネクティングロッドキャップを順に外していきピストンを抜いていきます。

クランクシャフトメインベアリングキャップを外しクランクシャフトを外します。

 

これで分解は終了で外した部品の洗を行います。

エンジンブロックのエクスパンションプラグを全て外して外側とウオータージャケットとオイルギャラリーも洗浄します。

部品を洗浄すれば測定に入れます。

部品の測定値は1/1000単位ですから、小さな異物も影響してしまうのです。

なので洗浄は欠かせません。

右側の図のように外したクランクシャフトのメインジャーナルと

クランクピンジャーナルの径を測定するですが、ゲージの測定は繊細で

外気温度やゲージ本体の温度でも測定値が変わる事あるからです。

測定は同じ所を少なくても3回以上は測定します。

測定した値とマニャアルに記載されている値からジャーナルの摩耗度合

や使用条件を決めていきます。

 

マニャルに記載している値を見てもらえば分かると思いますが、オーバーホールに達してしまたエンジンのクランクシャフトは何も手を付けず再使用はできないと言うことです。

ストックのシャフトを使うのであればアンダーサイズに研磨を行います。

アンダーサイズ用のベアリングは何種類も出ているので良いのですが、研磨し過ぎるとシャフトの強度が低下し破損する恐れがあるので、研磨したとしても、0.010か0.020が限界です。

 

 

 

 

 

 

 

シャフトの測定が完了したらエンジンブロック(シリンンダー)の点検と測定を

行います。

シリンダー壁の内側の状態とボアーを点検測定するのですが、ボアーの測定は

すごく複雑なので次回に説明しますが、少しだけ書いておきます。

画像中の図1

シンダーボアーを測定しますが、測定箇所は

上部、中部、下部の三か所を測定しますが

測定箇所は上部 1か所に付き4方向の測定を行います、従って4×3で1シリンダーに付き12箇所の測定を行い同じ測定を3回から4回行います。

3回行ったとしても12×3で36回

外気温度、ゲージ本体の温度でも数値が変わりますから気を使う測定です。

シリンダーの内径は上から下まで同じではなく

テーパー状に作れているのでテーパの差も同時に求める事ができます。

 

それでは次回まで楽しいアメ車ライフを送ってください。