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2023年6月14日更新

前回は、ジャッキアップしてオイル交換でしたよね。

今回は、IGNシステム、スパークプラグワイヤーとスパークプラグ交換です。

スパークプラグワイヤーと書きましたが、日本ではプラグコードと言う事が多いようですね。

余談になりますが、本国で部品探しをする時は、和製英語では

お目当ての部品は出てこないので、正しい部品名称で探すといいですよ。

スパークプラグ選びですが、何を買ってよいか迷うくらい

種類があります、オーナーズマニュアルに記載されている

プラグがベストなんですが純正品なのでお値段も高価

なので社外に頼る事になります。

スパークプラグの種類は大きく分けて3種類

Copper / Nickel 銅・ニッケル

Platinum  白金

Iridium   イリジウム

 

一般的な寿命

Copper / Nickel      20-30000km

Platinum                30-50000km

Iridium                     50000-80000km

double iridium            80-100000km

イリジュウムに交換すれば良いかと言えば、それだけでは

100%効果は発揮できないのです。

発揮させるには、プラグより手前のスパークプラグワイヤーの

径を太くする必要があるんです。

(ゴムやシリコンの径ではない)

普通で良いよってオーナーは、Platinumで良いと思います。

スパークプラグ交換で最初に立ちはだかる壁は、プラグワイヤー

ブーツをプラグから外す作業。

固着したブーツは引っ張って抜くとターミナルからワイヤーが

抜けてしまう程です。

ブーツを外す時は無理に引っ張らず、ブーツを回すと外しやすく

なりますよ。

熱でブーツの内側がプラグに貼り付いてしまっているんです。

ブーツが回るようになったら、ワイヤー部分は持たず

ブーツ部分を持って回しながら抜く。

場所が狭い場合は、プラグワイヤーレンチやロングノーズプライヤーとかプライヤーを使いブーツの固着を剥がしてあげましょう。

専用の道具を持っていなくても、結束バンドとロングノーズプライヤーで代用できる場合もあるので、画像を参考にして試してみてください、

結束バンドをブーツの外形に合わせて輪を作ります

 

作った輪をブーツに掛けてプライヤーで締めてブーツを回しながらプラグから外します。

ブーツが外せたらプラグをエンジンから外し新しいプラグに交換しますが、新しいプラグでもギャップは必ず点検してから付けるようにしましょう。ギャップが正しくない場合は規定のギャップに調整します。

エンジンにプラグをねじ込む時は、必ず手で行います。

スレッドコンパンウド(焼き付き防止グリスとかネジ山カジリグリスとも言います)

スレッドコンパウンドをプラグのねじ山に少量塗布します。

プラグレンチに取り付けて付ける時もある程度までは手で締めていきます。

規定トルクででスパークプラグを締めてブーツを着けるのですが

この時、ブーツには電装用シリコーングリスを少量塗布してから付けます。

専用のグリスは電気の流れをスムーズにしブーツがプラグに焼き付かない利点があります。

 

次回は、IGNシステムの続き

IGNデストリュビューターキャップとローターを書いてきます。