アメ車修理、アメリカからの中古エンジンをリビルド(1)

2023年6月10日更新

エンジンからコネクティングロッドが飛び出した!

このような車の修理を行ったのです。

シボレーSBC、5Lエンジン

インジェクション

国内では調達は不可能なので、アメリカで探す事に

数か月かけてやっと見つけて購入、輸入

ガレージに到着するまでかなり掛かりましたよ。

エンジンを税関倉庫まで取りに行きます。

ガレージに到着しまずは、クランクシャフトが回転するか

確認します。

ぐぐっ。。。ぐぐっ、圧縮がある証拠ですね

さらにぐぐっ。。。?固着して回らなくなってしまいました

参ったなぁ外れというより騙されたか!

エンジンを一緒に探してもらった友人にジャンクヤードに聞いて

もらいました。

どのくらい放置してあったのかと…

少しだよすこし、5.6年ってところかな、

と言ってたと返信が返ってきました。

エンジン単体で放置ではなく車体に載っている状態での放置なので

まだ望はあります。

エンジン単体屋外で放置していると、シリンダー内は錆、腐食します

コケみたいなのも生えてきちゃうんです。

昔に仲間の工場から部品取りのエンジンをもらいましたが

そのエンジンが単体でしかも外で雨ざらしエンジン

あれはひどかったなぁ

シリンダー内は錆び虫食っていたし、コケも生えてました。

輸入したエンジンはお陰様で屋外放置ではないので、シリンダー内部

はそれなりで全体が油膜切れで白く煤けている程度でした。

コケのように見える部分は

ガレージでクランクを回した時にピストンリングが擦れた

跡です。

 

数年稼働していないエンジンでも画像のように錆もなくオイルが切れて

煤けてはいますが、一回でもピストンが上下すればシリンダー内壁と

ピストンリングが擦れ光った内壁が見えてくるのです。

どんな状態のエンジンでも稼働していればシリンダー内部は潤滑し

油膜を形成するので光っているのです。

クランクシャフトがロックした原因ですが、油切れによるピストンリングの

固着と分かりました。最初にやるべきことだったのですが、スパークプラグ

穴から油脂を注入しなかったから起こった固着でした。