プロペラシャフトクロスジョイント交換(リムーブ編)
2019年11月12日更新
今回はRWD(リヤーウイルドライブ)に使われているプロペラシャフトクロスジョイント
(ユニバーサルジョイント)の交換作業風景です。
フォード、ダッジ、シボレーなどアメ車に限らずRWDの車に使われて
います。(一部の車種はコンパニオンプレートを使用)
作業車は1995年シボレーアストロ。
クロスジョイントを交換しなければいけなくなるのは
グリス切れや経年劣化により使われているニードルベアリングが
摩耗し「ガタ」がでたり、グリス切れでノイズが発生します。
ガタつきを体で感じてしまうほど気が付かないオーナーは
さすがにいないと思いますが、ノイズは中々気が付かない
と思います。
音質は車が冷えている状態で出る事が多いくこれは
車体が冷えているとグリスが固まっていて潤滑の
役目をしてないので摩耗したニードルベアリングが
擦れて音をだすのです、しばらく走行すればクロスジョイント
内のグリスも摩擦熱で柔らかくなり潤滑し始めるので
音は消えるって感じです。
それでは外したプロペラシャフトからクロスジョイントを
外してみましょう。
![](https://ccctgr.com/wp-content/uploads/2019/11/PA172658.jpg)
方が作業はスムーズです。
![](https://ccctgr.com/wp-content/uploads/2019/11/PA172660.jpg)
飛び出さないように止めてある「スナップリング」は使っていません。
頑丈な接着剤で止めれているのです。
この接着剤を力で何とかしようとするのは無理なのでトーチで熱します。
熱する事で接着剤が溶けて外に流れだしてきてくれるので子供の頃遊んだヘビ花火のように出てきますよ。
![](https://ccctgr.com/wp-content/uploads/2019/11/PA172661.jpg)
画像のようにクロスジョイントを挟み片方のキャップを押し込んでやると
片側のキャップがプロペラシャフトから外れます。
上の画像中のキャプの溝に接着剤が流し込まれ
プロペラシャフトに固定されています。
片側に出てきたキャップはプライヤーなどで取り出します。
![](https://ccctgr.com/wp-content/uploads/2019/11/PA172669.jpg)
押し出して残ったキャップを押し出し取り出します。
同じ作業を繰り返しヨーク側に残ったクロスジョイントも
外します。
下の画像は接着剤で固定されていないタイプです。
ロックリングインサイドにあるのでドライバーを使い
クリップを外します。クリップがアウトサイドのタイプもありますが
そのタイプは見ればすぐに分かると思います。
クロスジョイントをインストールは後日アップです。