愛車診断 対応事例
1965年 シボレーC-10 愛車診断
愛車診断 | |
---|---|
車種 | 1965年 シボレーC-10 愛車診断 |
今回の愛車診断はすごいぞ!
アメ車好きの変態さんなら誰だって一度は乗ってみたい
いいや手元に置いておきたいと思う一台ですよ。
オーナーの小山さん、乗るなら絶対に “こいつ”
こいつ以外考えられないと言う。
仕事柄エクステリアは何でも来いっ!なのだがメカニカルと
なるとやっぱ本職にお任せした方が….。
と言う事で愛車診断をおこなった感じです。
仕事柄エクステリアは、と書くと「板金塗装屋さん?」と思う
でしょう。詳しく書けませんけどもっともっと車と言う物の
基本に近い仕事をしているんですよ。
乗るなら、こいつ。さてどんな状態なのでしょうか早速
覗いてみましょう。
どすか!カッコ良いっしょ。
C-10….オーナー….
診断作業前には必ず「問診」を行うようにしているんですよ。
何回か入庫してきてる車両や一度でも愛車診断を行った
車の事は把握できているんですが、初めてさんだと何も
分からないでしょ?これから診断を行う車の事はオーナー
さんが一番よく知ってるので少しでも車の状態を仕入れて
から点検作業に入るようにしているのです。
そうする事でより繊細な点検ができるのです。
ジャッキアップしてスタンドの上にロアーアームを
下ろす。これは安全のためだけではなくなるべく
タイヤが路面に接地している状態を作りだすためでも
あるのです。
ジャッキアップしてサスペンションスプリングが伸びきった
状態だと各所に「ガタ」があってもスプリングの影響で「ガタ」
を発見できない場合も出てくるのです。
点検する者により原因を見つけられたり
原因不明になるのはこの辺りの関係もあるのかもしれませんね。
愛車診断では不具合箇所をまとめオーナーに提出するのですが
不具合箇所の後に(B)(C)(✖)と状態に応じてランクを付けて
います。
(B):不具合はありますが早急な修理/交換の必要はありませんが頭に入れて置いてくださいね。
(C):早急な修理/交換が必要です。早めの処置で経費節約。
(✖):吹っ飛びます!再起不能直前、ドキドキしながらのドライブも楽しいかも..。。
と、まぁこんな感じでアドバイスをさせてもらっています。
それじゃ点検して行きましょう。
ユーザー車検や「とにかく安くして」なんて車検ばかりが
横行しているので保安部品の交換なんてしてないっしょ?
想像してみてください、ハンドルを回せばタイヤは左右に
向きを変えますよね、この時にブレーキホースってどんな
動きをするか分かりますか?
片方は車体に固定されています、もう片方はブレーキキャリパー
に固定されていますよね、タイヤが左右に動けばキャリパーも
一緒に動きますブレーキホースもそれに伴い動きます。
少々大げさかもしれませんが、薄い鉄板を何回も曲げ伸ばし
していると切れますよね。これは曲がった所が疲労して
切れてしまうのです、ホースも同じ事が言えます。
ガレージではホースが破裂した車を何台も見てきました。
ホースを交換すればエアー抜きをします、ブレーキフリュード
も新しくなって細部に残っていたエアーも抜けるので
ブレーキのレスポンスが向上するんですよ。
診断結果一覧
-
診断結果の一覧です。
-
タイヤを外す前にハブベアリングのガタ点検。(C)
-
フロントブレーキホースひび割れ(C)
-
リヤーブレーキウイルシリンダー漏れ(C)
-
フロントサスペンションはOKですね。
-
エンジン下周りはオイルリーク(C)
-
パワーステアリングホース錆がすごい!(C)
-
ドラムも(C)なんサイズ測定。
-
不具合箇所をオーナーに説明中
-
ドラムを開けて点検じゃなくてブーツを 捲り見ます
-
プロペラシャフトクロスジョイント も要ですね
-
愛車診断はオーナーと一緒に行う作業です。
-
シンプルで良いエンジンですがクーラント が漏れてますね(C)