愛車診断 対応事例
アメ車と修理見積もり。
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修理見積ってすごく難しいんですよ。
ほとんどの場合が、症状から予想して見積を出すのが一般的
ここでオーナーと工場側の意向が違ってきます。
見積を出すには原因追及をするために工賃が発生しますよね。
じゃ原因追及のための工賃見積はいくらになりますか?
見積のための見積もりを出しないといけなくなりますね。
症状にもよりますが、例えばエンジンチェックランプが
点灯しているけど症状はない。
このような場合は、コンピュター診断機をつないで
トラブルコードを読み出す事から始まります。
工場さんによりトラブルコードをどう処理するか
どう見積もるか変わってきます。
診断機で読み出される部品のほとんどは、センサーやデバイス
と言った部品になります。
交換が簡単な部品もあれば、かなり分解しないと交換
できない部品もあります。
部品価格も、そのくらいなら交換しちゃってください!
と思える価格から、少し考えさせてくださいと悩む部品
価格もあります。
不具合の原因となっている部品と交換工賃の
見積がまず出ましたね。
ここの段階で工場さんが請求する金額は診断機で
スキャンした技術料金ですが金額は工場さんそれぞれ
設定していると思うのでスキャンしてもらう前に聞きましょうね。
金額は置いておいて修理をお願いしたとしますよ。
オーナーは見積金額を見てお願いしたのにも関わらず
請求書を見ると金額が見積とは違うかなり高くなっていました。
こんな時がすごく困るんですよね、
素人だと思って専門用語を並べまくって胡麻化そうと
してくる。
結果直ったんだから良いでしょ、的な感じで言ってくる
これも悪かったあれも悪かったんです。
診断機でスキャンして悪いと出た部品は一つだったのに
開けてみたら二つになった、なんておかしいですよね?
スキャンした時に二つ壊れていればトラブルコードも
二個出てくるんです。
こんな時は、壊れていない部品を間違って交換され
その間違分も払わされているんですよ。
しかも壊れていない部品は返してくれない
これってすごくおかしくないですか?
見積って仕事を請け負う側に取っては、特別優待券の
ような物なんです。
三社で見積を行いました、おそらく一番安い見積を
出した工場さんに行くと思います。
安いがミソで、安いイコール(~)なんですよ。
1社目は¥10000、2社目が¥12000、3社目は¥9000
3社目の¥9000の後ろには見えない(~)が潜んでいる
事が多いんです。
ユニツトパーツのリビルドや交換時の見積もりはどうでしょうか?
エンジン、ミッション、パワーステアリングギヤボックスや
ポンプ、デファレンシャルなどがユニットパーツになります。
エンジンは、分解せずに見積を出すので難しいですね。
シリンダーの状態やクランクシャフトのサイズや状態など
国内でボーリングや研磨できる範囲の摩耗なら良いですが
範囲外だったらそのエンジンをリビルドする価値はありません。
なので、エンジンリビルド見積は、
定義を設け、クランクシャフトは研磨可能
エンジンブロックも再使用可能な状態
に限りとなります。
国内でもエンジンブロックをボーリングしてくれる
ショップはありますが、ボーリングシリンダーに
合うピストン、ピストンリングの仕入れが難しいのです。
シリンダーのホーニングやクランクシャフトの研磨は
販売しているピストンやピストンリング、クランクシャフト
メインベアリングやコネクティンロッドベアリングのサイズ
に合わせて加工するしかないのです。
なのでエンジンリビルド見積はいつも最高額の見積もりと
エンジンが使えなかった時のための中古ASSYエンジン
の見積もりを出すようにしています。
中古ASSYはあくまでも部品取りエンジンまたは
そのエンジンをリビルドすると言うことになります。
戸村ガレージでは、中古をそのまま載せる、リビルド済の
エンジンを載せることは一切していないからです。
ユニットパーツはブラックボックスと同じです
作業に携わった人しか中身は分からないのです。
特にエンジン、オートマはブラックスボックスなんです
リビルド作業をお願いするときは、金額だけにとらわれず
作業をお願いした方がいいですよ。