1996タホ、6番シリンダーミスファイヤー 点検、原因追及

2019年12月4日更新

原因を突き止めるため、点検を行います

トラブルは異音だったりエンジン、オートマだったり

症状も様々です。

今日は1996年シボレータホ エンジン不調について

少し書いてみます。

この点検方法が全ての車両にあてはまる分けではないので

あくまでも参考として読んでくださいね。

走行エンジンチェツクが点灯、すぐに点検に出し

診断機でトラブルコードの読み出し。

DTC(ダイレクトトラブルコード)

P0306 #6シリンダーミスファイヤー

 

ここまではお約束の点検なんですが

次は何するかそれが問題なんです。

 

普通ならスパークプラグを点検してから

IGNデストリュビューターキャップを

外して点検こんな感じでしょうか。

特に悪くはないけどお約束の3点セット交換して

ますか!

スパークプラグ8本、イグニッションデストリュビューター

キャップ&ローター。部品代も工賃もバカにならない

ですよね。これで直らなかったらどうするんでしょうか。

 

話の順番が前後してしまいますが、原因はIGN関係の

3点じゃなかったら請求はどうなるのでしょうか?

まぁ、全然交換してないから良い機会だと思えるか

それともまだ使えるのに勿体ないと思うか。。。

 

ほとんどの場合は関係なかった部品代や工賃まで

請求されますよね?これってよく考えてみればおかしく

ないですか?

 

まぁ良いかって思えるオーナーはそれでも良いでしょうが

なるべく維持費を膨らませたくないオーナーにしたら

原因じゃなかったんだからもとに戻して欲しいところ

ですよね。

 

悪くもないのに一応って感じで交換なんて

もっての他です。

スパークプラグだってスパークプラグワイヤーだって

個々に点検できますよね。それなのになぜ交換して

しまうのでしょうか?

 

原因追及は時間がかかりますがよほどの作業を

行わなければ技術料はそんな高くないのです。

と、言うことでここから本題に入り、IGN関係は全て

交換されていて、燃料系統も全て点検済。

PCMも差し替えて様子を見てくれていました。

 

最終的にはメカニカルな部分になるのでしょが

エンジンを分解しないと点検をすることはできないらしい。。。

 

そんな事ありません!

分解する前に、コンプレッション測定だったり、バルブや

ピストンリングなど圧縮や機密性に問題がないか

分解せずとも点検は可能です。

 

カムシャフト摩耗だって分解せずに点検はできるのです。

 

1996年シボレータホの故障原因はカムシャフト摩耗による

バルブリフト不良でした。

外した部品と言えば、エアコンコンプレッサー

オルタネーター、バルブカバー左右だけです。

 

前にコンプレッシションは見ているようですが、バルブリフト

量に不具合がある場合は数回のクランキングでは分からないのです。

IN、EXバルブは完全に動いていないわけではないので圧縮は

ちゃんと出ます。

問題は吸入と排気のバランスです。

 

人が意識せず呼吸をしている時は吸う量も吐く量

変わらないですよね。

 

それを吸う量は普通に吸って吐く量を意識的に少なくすると

直ぐではなくしばらくすると苦しくなってきます。

 

その逆でも呼吸は苦しくまりますよね。

 

エンジンコンプレッションも同じなんです。

測定器具を取り付け数回クランキングしただけでは

吸排気のバランスの乱れは発見できないのです。

 

原因不明なんて絶対にあり得ないのです

直らない故障なんてのもありません。

 

技術屋がどれだけ夢中になれるか

それだけです。

 

突然ですが、もうすぐクリスマスですねぇ~

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先着10名様です。