70年代エアコンコンプレッサー
2019年10月25日更新
シボレー1970年代のエアコンコンプレッサーって
重いですよね
効きもいまいちだし
それに高いし…。
フロンガス12aを使っていたのでフロン134a
ガスを使えるようにレトロキットで変換しないと
いけません、シボレー、フォード、クライスラー
ダッジすべての車種に言えます。
レトロキットを使う時の注意点をご存知でしょうか?
当たり前のように行われている作業
フロンガスを抜いてレトロキットに付属して
きたリクイドを入れて真空引きをして
コンプレッサーオイル
(PAG Oil for R-134A, 11 Oz. Mineral Oil for R-12)
を適量(よく行われているのがいい加減な目分量)
そしてフロンガス134aをチャージするしかも
フロンガス12aを使っていた時と同じ圧力(ガス充填量)
入れてしまう。
ガスを134aにした時は12aより低い圧力で
止めなければいけません。
それは二つのガスの膨張率が違うからです
134の方が膨張率が大きいのです。
正しいレトロフィットの使用方法は
エアコンシステムに使われている
ホース、コンデンサー、エバポレーター
リキットタンク(レシーバー)は交換
オリフィスやエキスパンションバルブ
も交換します。
外していない部品も外した部品も専用の
ファラッシングキットを使い内部をフラッシングして
コンプレッサーオイルを洗い流します。
外した部品を取り付け時はジョイント部分の
Oリングを134a用のリングに交換します。
12a用のOリングの材質は134a用のシンセンテック
オイルでは溶けてしまうからです。
Oリングを交換しないでも溶けていないのは
ジョイントスレッド部分(ホースの継目)
が密閉されているからです
ですがスレッドにはやがてオイルやガスが染みて
Oリングを溶かしてしまいます。
コンプレッサーはオリジナルフィットボルトオン
タイプのニュープロセスコンプレッサーを使います。
続きはまた後日