383ストローカーリビルド(3)アメ車修理

2025年11月28日更新

(2)では分解時のお話をしてきましたよね。

まぁ、ビルダーそれぞれありますからね。

でも、やってはいけない事とやって良い事の区別はつけないと

いけませんね。

 

どのような状態のエンジンをリビルドする時でも、欠かせないのが

測定なんですね。

例えば「こん。。。こん。。。」と鈍い音がゆっくりしたリズムで聞こえて

くるときは、クランクシャフトメインジャーナル系統かピストンなんですが、音だけ聞いて「これはリビルドですね」となったからと言って

どんどん分解しちゃうのはダメなんです。

音はクランク系統でしょ?リビルドするんだからどんどんバラシてさ

部品測定と状態を見て部品交換をすれば良いんじゃんないの?

ではダメなんですよ。

ノイズの発生原の予想がついていても、関係ないと思われる箇所も

測定しながら分解していくんです。

一度分解してしまうと、再組付けしても数値が変わってしまうんです。

クランクシャフト系統からのノイズがあるエンジンを例にすると

メインジャーナルの摩耗だと思うから早くクランクシャフト単体にして

ジャーナル径を測定したい気持ちは分かるのですが、それに似たノイズは他からも出る時があるからです。

ピストンコンネクティングロッドのサイドクリアランスと言う箇所が

あり、一つのジャーナルにロッドが2個付いています、1個のロッドと

フィレットの隙間が広いとフィレット部分とロッドが干渉してノイズが出る事になるんです。

一つのジャーナルの両端にフィレットがあり2個のロッドの片面はフィレットがあり擦れ合う部分なんです。フィレットと擦れない側は、ロッドとロッドが干渉しますから、一つのロッドジャーナルに2個ロッドが付けられているので、測定箇所は合計3か所になるんです。

このように分解しながら測定する方が確実なリビルドができ完成時に失敗しない事に繋がっていきます。

 

部品を買って組んでいくことは誰でもできる作業ですが、測定は誰にでもできる作業ではないのです。

レースなどのエンジンリビルドなら、測定単位は1/1000

ストリートなどは1/100単位で測定します。

それと使用用途により熱膨張なども考慮する必要があります。

エンジンブロックの材質やピストン、ピストンリングの材質も考慮に

いれ測定し最終的にベストなクリアランスを求めないといけないのです。

 

続きは(4)で。