エンジンリビルドとオーバーホール
2026年9月7日更新
エンジンリビルドをご依頼いただく際の注意事項
エンジンリビルドのご依頼にあたり、以下の作業範囲・必要部品・施工条件について必ずご一読ください。
■ エンジンリビルドの種類
- ショートブロック シリンダーブロック本体(クランクシャフト、ピストン周り等)のみのリビルドです。シリンダーヘッドや補機類は含まれません。
- ロングブロック ショートブロックに加え、シリンダーヘッド周りを含めたリビルドです。インテークマニホールドおよび補機類は除きます。
- フルリビルド エンジン脱着、分解・加工・組み立て、車両への搭載、初期調整(チューンアップ)まで一貫して行います。 「※」印の付いたエンジン補機類およびマウント類に関しては、別途ご指定・ご要望がない限り、現状部品を点検・清掃のうえ再使用いたします。
■ エンジンリビルド部品・加工一覧 ※分解・測定後に再使用可能と判断された部品、および再加工を行う部品については、見積もり・請求から除外・調整いたします。
【ガスケット・シール類】 ・エンジンガスケットキット ・インテークマニホールドガスケット ・オイルパンガスケット ・バレーパンガスケット ・バルブステムシール ・エクスパンションプラグ(フリーズプラグ)
【動弁系・点火・吸排気消耗品】 ・スパークプラグ ・オイルフィルター ・エアクリーナーエレメント ・カムシャフトASSY ・カムシャフトベアリング ・バルブリフター ・プッシュロッド ・ロッカーアーム ・ロッカーアームピボット ・ロッカーアームナット ・ロッカーアームスタッド ・インテークバルブ ・エキゾーストバルブ ・バルブスプリング ・バルブスプリングリテーナー/キーパー
【回転系・ブロック内部部品】 ・クランクシャフトASSY ・クランクシャフトメインベアリング ・コネクティングロッドベアリング ・コネクティングロッド ・コネクティングロッドボルト/ナット ・ピストン ・ピストンリング ・タイミングチェーンコンポーネント ・オイルポンプ ・オイルポンプピックアップチューブ ・フューエルポンプ(※機械式の場合)
■ 外注加工・特殊施工(参考工賃) ※エンジンの状態、摩耗度合い、仕様により追加工や金額の変動が生じる場合があります。
・クランクシャフト研磨:96,800円(税込)〜 ・シリンダーボーリング(V8・8気筒分):102,850円(税込)〜 ・シリンダーブロック上面研磨(左右バンク):60,500円(税込)〜 ・シリンダーヘッド下面研磨(1機):29,040円(税込)〜 ×2 ・ショットピーニング(ピストン等の表面改質が必要な場合に施工):要見積
■ 再使用対象パーツ一覧(※印部品) 以下の補機類・関連部品は原則として点検後の「再使用」を基本とします。新品交換やオーバーホールをご希望の場合は事前にお申し付けください。
【マウント類】 ※ モーターマウント(エンジンマウント) ※ トランスミッションマウント
【冷却システム(クーリング)】 ※ サーモスタット ※ サーモスタットハウジング ※ ウォーターポンプ ※ クーリングファンクラッチ ※ ウォーターホース・パイプ関連パーツ
【電装・点火システム(IGN/チャージング/スターター)】 ※ スターターモーター ※ オルタネーター ※ プラグコード(ハイテンションコード) ※ ディストリビューター ※ その他点火システム関連パーツ
【燃料供給システム(フューエル)】 ※ キャブレター / フューエルインジェクター(車両仕様による) ※ フューエルライン・関連パーツ
【重要】エンジン作業をご依頼いただくお客様へ(オーバーホールとリビルドの違い)
当ガレージでは、お客様のご予算・車両の状態・求める仕上がり基準に応じた最適な作業を行うため、作業着手前に「オーバーホール(OH)」と「リビルド」の定義および作業範囲を明確に定めております。 作業内容の思い違いによるトラブルを防ぐため、下記の内容をご確認ください。
■ 1. 「オーバーホール(OH)」と「リビルド」の定義の違い
【オーバーホール(現状ベースの分解・点検・機能回復)】 ・内容: エンジンを分解・洗浄・精密測定し、ガスケットやベアリング等の消耗品を交換した上で、使用限度内にある純正主要部品(クランクシャフト、コンロッド、ピストン等)はそのまま再使用・再調整して組み直す作業です。 ・目的: 現状のエンジンが持つ性能・クリアランスを可能な限り適正状態へ復元すること。 ・メリット・注意点: 部品交換点数を抑えられるため費用を比較的抑えられますが、再使用部品の経年劣化や過去の摩耗履歴は残るため、「新品同様の状態」になるわけではありません。
【リビルド(消耗・摩耗部品の新品交換および機械加工による再構築)】
内容: 分解・測定後、規定値を超えて摩耗・損傷した部品の新品交換はもちろんのこと、シリンダーのボーリング/ホーニング加工、クランクシャフトの研磨、ブロック/ヘッドの面研磨など、機械加工を伴う再生工程を施して組み上げる作業です。 ・目的: 寸法・クリアランスを新品(ファクトリースペック)と同等レベルまで完全再生すること。 ・メリット・注意点: 信頼性と耐久性は極めて高くなりますが、外注加工工賃や新品部品代が加算されるため、費用と納期がかかります。
エンジン補機類・電装品の扱いについて 本作業は「エンジン本体(ブロック/ヘッド等)」の作業となります。キャブレター、インジェクター、ディストリビューター、スターター、オルタネーター、水回り等の「エンジン補機類」は、事前の別途ご指定がない限り現状再使用となります。再使用した補機類自体の経年劣化に起因する不具合は、本体保証の対象外となりますのでご了承ください。
上記内容に、ご納得頂けましたら、「エンジンリビルド」
の作業をご依頼くださいますようお願い申し上げます。
2026.09.07更新




