Car Care Center TOMURA GARAGE- USABLE BIBLE -マニュアル
  1. ホーム
  2. USABLE BIBLE
  3. 今月の愛車診断
  4. NO.005 ビュイック リーガルワゴン
  5. 概要

NO.005 ビュイック リーガルワゴン

オーナー紹介
小川 さんとビュイック リーガルワゴン
■オーナー 小川 さん
■車種 ビュイック リーガルワゴン 1996年
■愛車のトラブル内容 購入後、色々な不具合にみまわれそのつど修理を行い乗っていたが エンジン不調とオーバーヒートになってから放置してしまった。

予算内で直せるものなら悪い箇所は全て直して乗りたいと考え応募をした。





朝晩の通勤でアメ車とすれ違う事が少なくなっていたなと思っていたら、最近になって増えきたような気がするんだよね。交差点で交通量を調査してる人が持っているカウンターで一台、二台ってやってる訳じゃないんだけどさ、フルサイズのピックアップやSUVを見かけるようになって嬉しく思っている。
国産をけなす訳じゃないけど俺にしてみたら、姿形は違えど皆同じ、おお!って思うのは軽トラくらいかな。なんか好きなんだよね軽トラ。
今回の愛車診断車輌とはまったく関係ないけどこれが俺の近況かな。

今回取材協力してくれたのは立川市在住の小川さん。
愛車は、1996年ビュイックリーガルワゴンだ。
エクステリアにウッドデカールが施されていてカッコ良い、けどFWD車なのでメカニカル的には頑丈とは言えない。

診断の理由ですが、オーバーヒートにエンジン不調のために修理に入ってきたのですが最近ではあまりお目に掛かれない車なのでガレージサイドから取材協力をお願いした次第です。
エンジン不調に陥りしばらく放置してしまった愛車を元気にするにはまずはどこを修理すればよいか、不調の原因はどこなんだろうか?

さっそく診断をはじめる事にしよう。

フロント側の点検を行うためにフロアージャッキで車体を上げていくと緑色の液体がポタポタとたれてきた。そうとうな量が漏れてどこかに溜まっているようだ。ブレーキシステムではブレーキホースは前後共に交換時期にきているようだ。
リヤーブレーキドラムとライニングの間に石でも噛んだのかドラムとライニングに深い溝ができていた。
サスペンションシステムではフロントコントロールアームロアー、ブッシングとリヤースイングアーム、ブッシングが劣化により硬化しクラックが発生していた。
エンジンを支えるエンジンマウント&トランスミッションマウントも全て切れていた。このままだといつかはエンジンルームからエンジンミッションが飛び出してしまうのではないか?
エンジンアンダーでは油脂類の漏れとクーラント漏れがすごい。油脂類の漏れはともかくクーラント漏れは一箇所からでないようだ。ジャッキアップ時に垂れてきたクーラントはパッセンジャーサイドのダストパネルに溜まっていたクーラントが斜めになり流れてきた物だろう。点検時には垂れてくるクーラントを避け避け点検をする始末、この漏れも、原因を探し修理をしないと放置せざるえないだろう。油脂類の漏れだがどうやら、パワーステアリングシステムからのフリュードと判明した。漏れはパワーステアリングシステムだけではなく他の箇所からも発生しているようだ。
エンジンルーム点検で避けるように点検をよぎなくされたクーラントはラジエーターアッパーホースネックにクラックが入っていた事が分かった。狭いエンジンルームに大きなエンジンを。ごそっと詰め込まれた車のエンジン各部を点検するのは非常に面倒、と言うか至難の業である。ライトを照らし目視する角度を変えなんとかして見つけようと努力する。
エンジンスキャナーをECMにリンクさせエンジンをスタートさせるとガクガクしながら何とかエンジンはランしている。
スキャナーのモニターには、ミスファイヤートラブルが出ている。簡易点検だがコイルからプラグワイヤーを抜きIGNスパークが出ているか確認をおこなった結果二箇所IGNスパークが飛んでいない所までは知る事ができた。スパークが飛ばない原因追求は診断内では時間がないので後日再点検を行う事にし診断を終えた。

オーナーが気になっている箇所。
エンジン不調
スパークがランダムに失火する事で点検範囲は広範囲に考えなければいけない。
結果、IGNコイルの不具合と分かった。

オーバーヒート
インテークマニフォールドガスケットからのクーラント漏れ。
ラジエーターホースネックのクラック。

修理屋が気になった事。
オーバーヒートを繰り返し乗っていたようなので、万が一ヘッドが歪みヘッドガスケットに不具合が生じていたら、クーラント漏れを修理した後システムに加わる圧力によりヘッドガスケットから漏れる恐れがあるかもしれない。

サーキットを保護するためのコンボリューズースチューブなどは熱により硬化し割れてしまいサーキットが剥き出しになり接触するパーツと擦れ合いショートを起こす事がある、点検を行っていて触れただけでポロポロと砕けてしまうようなチューブは交換したいといつも思う。

Copyright © TOMURA GARAGE